tobiasahlin −ウラ話もしてくれるスウェーデンのデザイナーさん−
今回ご紹介するのは、スウェーデンを中心に活躍していらっしゃるインターフェース・デザイナーTobiasahlin氏(何と読むんでしょうか?スウェーデン語^^;)、21歳だそうです。
appleテイストのメタリックな素材が多い中にも北欧らしい清楚な雰囲気がただよっていてステキです。プロフィールが新規ページではなく、アニメーションでうにょんと出てくるところも個性的です。
が、とりわけおもしろいな〜と思ったのは、製作中のウラ話というかよもやま話をポートフォリオ中に書いていらっしゃるところです。実際に見ていってみましょう。
・VIA SNELLA
女性オーナーLina Zedig氏が運営する男性専門のショッピングサイトです。 すっきりした印象を心がけた写真中心のHPで、写真はLina氏が撮ったそう。
実はこのサイトが本当に仕上がるかは冷や汗モノだったそうで、Lina氏が Tobiasahlin氏らを訪ねてこの仕事を依頼したときはテストオープンまでわずか3週間、しかもTobiasahlin氏らのチーム内にはオンラインストアを製作した経験者が全くいないという状態だったそうです。
それでも、設置に使用したShopifyがよかったことやLina氏の補助(写真など)、そしてメンバーの 努力のかいあって無事オープンに漕ぎつけたとのことです。
・UPPCON 10
スウェーデンで毎年開かれる大規模なイベント“UPPCON”の2010年版HPのデザインを担当。 ちなみに2009年度版もデザインされたそうです。情報が膨大になるためギャラリー形式なのだとか。
このサイトはイベントの7ヶ月前にリリースされたのですが、それから一日約800人もの人が訪れたそう!いかにこのイベントが注目を浴びていたのかが分かります。ブログも解説していたのですが、情報発信は結局Facebookとtwitterが中心になったとのこと。イベントのロゴやオープニングムービーも手がけられたそうです。
このような大きなイベントに関わったことへの興奮が伝わってきます。
・AGIGEN
webエージェントAgigenのHPのリデザインを担当。なんと2週間で製作されたそうで、そこにはブランディングや新ロゴ製作まで含まれます。
情報を出来る限りそぎ落としてエッセンスだけ取り出す形で、最終的に1枚のページに収めたそうです。 スクロールでもサイト上部のボタンからでも行けるというやつですね。
トピックごとのモノクロのコントラストが美しいです。
いかがでしたか?
こういう裏舞台の話まで書いてあると親近感がわくというか、 読んでいて楽しかったです。そしてスピード感も結構ある方ですね^^;)2週間て。それともweb業界では普通なんでしょうか??
ちなみに彼は今、sportifyという音楽のプレイリストや共有ができるソフトの会社でも働いていらっしゃるそうです。よかったら覗いてみてください。
name | Tobias Bjerrome Ahlin |
location | Gothenburg, Sweden |
url | http://tobiasahlin.com/ |
blog | http://tobiasahlin.com/blog/ |